・概要
ワイヤーハーネスなどの検査を目的に開発した「プログラマブル導通チェッカー」です。
6個のメニューのうち、2.トウロク(登録)でスタートボタンを押すと検査対象の
導通/非導通を読み取り、メモリーに保存されます。
次に1.ケンサ(検査)メニューでスタートボタンを押すと登録したデータに基づいて
瞬時に導通/非導通を検査します。
検査データは#00〜#99まで100種類を本体に登録できます。
また、USB接続でパソコンと連携すると検査データの保存/編集、検査ログの出力など、
より便利に使用することができます。
登録や検査をするためには本機後面のコネクタ(1キータイプの64PのMILコネクタ)と検査対象とを
接続するアダプタまたは治具を別途用意する必要があります。
検査可能なピン数は128ピン(PCC128)、255ピン(PCC255)の2機種を用意しました。
・検査方法(下の例に基づいて説明します)
ノード1 @‐A‐B
ノード2 C‐D
ノード3 E‐F‐G‐H
ノード4 I‐J‐K
ノード5 L‐M
ノードは接続されている点の集合を表します。(上の例ではノード1はピン1とピン2とピン3が接続されていることを示します。)
また、各ノード間は絶縁状態であることを示しています。
(1)導通検査(おおむね100Ω以下の場合を導通と判断しています。)
ノード1 @とA、@とBが導通状態であることをチェックします。
ノード2 CとDが導通状態であることをチェックします。
ノード3 EとF、EとG、EとHが導通状態であることをチェックします。
ノード4 IとJ、IとKが導通状態であることをチェックします。
ノード5 LとMが導通状態であることをチェックします。
(2)絶縁検査(おおむね100KΩ以上を絶縁と判断しています。)
各ノード間を総当たりでチェックします。
@とCの絶縁、@とEの絶縁、@とIの絶縁、@とLの絶縁をチェックします。
CとEの絶縁、CとIの絶縁、CとLの絶縁をチェックします。
EとIの絶縁、EとLの絶縁をチェックします。
IとLの絶縁をチェックします。
・機能
本機は次の各種メニューを用意していますが、操作方法など詳細は下記より「取扱説明書」をダウンロードしてください。
MENU1.ケンサ(検査)
MENU2.トウロク(登録)
MENU3.UP→PC(パソコンへアップロード)
MENU4.DOWN←PC(パソコンからダウンロード)
MENU5.セルフチェック(本体の簡易チェック)
MENU6.PINチェック(後面のGND端子と治具上のピンを接続するとピンNo.を表示します。)
・ダウンロード
(1)取扱説明書
(2)検査データ例(出荷時にテストのため本体に書き込んであります。)
・PCC255(max255ピン)
プログラマブル導通チェッカー
PCC255 ¥85,800.‐(税込み価格)
・PCC128(max128ピン)
プログラマブル導通チェッカー
PCC128 ¥70,400.‐(税込み価格)
・附属品
本体の他、以下の附属品を同梱しています。
(1)ACアダプタ(USB型、5V 1A)
(2)USBケーブル
(3)両端64ピンMILコネクタ付フラットケーブル(0.6m)
(4)外部リモート用コネクタ(日圧 XHP−6およびピン) 下図は外部リモコン製作例
(5)取扱説明書
・オプション(工場オプションです、ご注文時に指定してください、後付けの場合は別途手数料が必要となります。)
(1)RTC(リアルタイムクロック)モジュール ¥3,300.-(税込み価格)
パソコンなどに出力されろ検査ログに時刻・日付データを付加します。
(2)Bluetoothインターフェース ¥3,300.-(税込み価格)
パソコンの他、スマホやタブレットを使う場合に必要です。(PCC255のみに使用可。)