D級アンプ実験基板 (難易度 ☆)
・汎用ICとディスクリート部品で作ったD級アンプです。
・抵抗やコンデンサは定数の変更しやすいDIP部品を使用し、
 ささやかですがユニバーサルエリアも設けてあります。
AMP005D   完成品 ☆
          4,180円(税込み価格)
AMP005D

1.特徴
  @汎用IC(OPアンプ TL072CD, ロジック TC4049BF)とディスクリートの部品を使っています。
  A出力スイッチング部はバイポーラのトランジスタ(2SC5886,2SA2097)を使用したエミッタフォロワです。
   (完全なスイッチング動作ではありませんのでやや効率は低いですが高速に動作します。(約750KHz)
  Bとは言えD級アンプですから放熱器は不要です。
  C単一電源で動作します。(DC10〜16V)
  D2CH(ステレオ)です。
  E2ケ入りOPアンプTL072CDの内の1ケは予備となっています、プリアンプやイコライザーなど回路の追加も可能です。
  F若干のユニバーサルエリアを設けてあります。
  G抵抗やコンデンサなどはDIP部品を使用し、定数変更が容易です。

2、使用上の注意
  @電源はDC10〜16Vを説明書に従ってT3に供給してください。
   (±を間違えないように! また16V以上印加しないように!)
  Aまた十分な電流容量のものをお使いください。(8Ω負荷で2.5A、4Ω負荷では5Aのピーク容量が
   必要です、特にスイッチング電源の場合、電流制限機能に注意が必要です。)
  Bスピーカのインピーダンスは4Ω〜8Ωでお使い下さい。
   出力部のLCローパスフィルターは6Ωで設計してあります。
  Cスピーカの高域位相補償CRは設けてありません、外部に接続してください。
  Dスピーカ出力端子をショートさせないでください、特にSP−はGNDではありませんのでご注意ください。
  E基板上の半固定抵抗(VR1、VR2)はオフセット調整用です。
   無信号時にSP出力のDC電圧が0Vとなるように調整します。(出荷時に調整済みです。)
  F低周波発振器などを接続して連続音を出力する場合は素子の発熱に留意願います。
   音楽や音声で使用する分には問題ありません。

3.回路の動作説明
  @下記の回路図およびキット説明書をご覧ください。

4.代表特性(Vcc=13.5V、1KHz)
  @出力(歪率5%以下)      8Wx2(8Ω)、12Wx2(4Ω)
  A歪率(1W出力時)        0.5%
  BS/N比               90dB
  C周波数特性            20Hz〜20KHz(±3dB)
  D増幅率               32dB
  Eキャリア発振周波数       約750KHz
  F消費電流(無信号時)      60mA


 ・ダウンロード

   1.回路図
   2.基板外形図・配置図
   3.キット説明書


 ・参考資料
   1.CQ出版社
        POWER ELECTRONICSシリーズ「D級/デジタルアンプの設計と製作」
                      電子工作シリーズ 「iPODで楽しむ真空管&D級アンプ」
                      トランジスタ技術  「2003年8月号 デジタル・アンプ誕生」
                      トランジスタ技術  「2008年3月号 高効率パワー・アンプの作り方」