英国FTDI社のFT232RLとアナログデバイスADM2587Eを
使用した絶縁型USB−RS422/485変換器です。
パソコンのUSBポートに直結して使用することができます。
弊社姉妹機の「USB422P」の絶縁タイプです。
USB側とRS422/485側とは完全に絶縁されています。
長距離の伝送に適したRS422/485インターフェースですが、
ノイズの多い環境では機器間のGND電位の変動によりうまく
通信できないことがあります。

インターフェースを絶縁型とすることでこれらを回避することが
できる可能性があります。ぜひ本器をお試しください。


・使用方法
最近のノートパソコンにはRS232Cインターフェースのない物が多くなりました、仮想COMポートドライバーを
使用することで多くのRS232Cインターフェースを使ったアプリケーションをそのままUSBに移行することができます。
またUSBバスパワーを使用することで別に電源を用意しなくて済むメリットがあります。

1.ドライバーは下記のFTDI社のホームページからダウンロードしてください。
2.RS422(4線式)で使用するときは、JP8とJP9をオープンにします。(出荷時の設定)

  RS485(2線式)で使用するときは、JP8とJP9ともにショートします。
3.必要に応じて付属のターミネータR1をRX+、RX−間に接続します。(JP0をショート)(出荷時の設定はオープン)
4.FT232RLにはTX_EN信号が用意されていますので、送信のイネーブル/ディスエーブルの切り替え制御は
  自動的に行われます。 (弊社のRS232−422/485(CASE)のように、ソフトウェアで行う必要はありません)。
5.フルデュープレックス(同時に送受信)ではJP5をオープンにします。(出荷時の設定)
  また、ハーフデュープレックス(交互に送受信)ではJP5をショートします。
5.内蔵EEPROMは本機専用に設定されています、書き換えると動作しなくなることがあります。

 
     端子台 ピン配置                 ジャンパー設定
   
 
 
・キットの内容
        USB422P(ISO)   完成品 ☆
                               4,840円(税込み価格)
 
 
・参考資料
 
1.トランジスタ技術2005.1月号(USBデバイスの特集記事が掲載されています。)
2.CQ出版社 TECHIシリーズVOL27 「USBターゲット機器開発のすべて」
3.CQ出版社 「パソコン用手作り外部インターフェース」

 
 
・ダウンロード
 
1.回路図
2.FT232R内蔵EEPROM設定ファイル(出荷時に書込み済みです。)
3.キット説明書
4.FTDI社ホームページ
  @製品一覧
  Aドキュメント(FT232Rデータシート、アプリケーションノートなど)
  Bドライバー
  Cユーティリティ(Mprogなど)
5.アナログデバイス社ホームページ
  ADM2587Eデータシート
 
 

絶縁型USB-RS422/485変換器 (難易度 ☆)
・概要
USB422P(ISO)